GUIDE
はじめての家づくり
創エネ住宅
家計にやさしく災害に強い創エネ住宅
創エネ住宅とは、太陽光発電システムのようにエネルギーをつくり出す設備を備えた住宅のこと。家計にやさしいだけでなく、いざというとき災害にも強いのが特徴です。
ココがポイント!
- エネルギー効率の高い設備を使う
- 防災力も向上する蓄電池
- 費用対効果の高い太陽熱給湯器
太陽光発電はもとがとりやすい
価格も下がった太陽光発電
水素で発電する燃料電池にも注目
創エネ住宅とは、自らエネルギーをつくり出す設備を備えた住宅のこと。一番普及しているのは太陽光発電システムを備えた家で、ほとんどの住宅が、余った電気を電力会社に買い取ってもらう契約を利用しています。最近では、太陽光発電システム自体の値段が下がってきましたが、発電した電気の買取価格も33~35円と下がってきたので、何年でもとがとれるかよく検証することが大切です。このほかガスから水素を取り出して発電する、家庭用燃料電池を徐々に採用する住宅が増えています。
蓄電池の導入で防災力アップ
太陽光発電は停電時が強み
蓄電池を加えて防災効果が倍増
創エネ住宅は災害などの非常時に頼りになる家でもあります。太陽光発電システムがあることで、天気がよい日中であれば、停電をしていても電気製品が使用可能。さらに蓄電池を組み合わせると、日中に発電した電気を夜に繰り越せるので、より防災効果が高まります。なお、蓄電池はまだ高額ですが、国の補助金制度があり、これを利用すれば手の届く価格で購入することも可能。ただし、補助金には限りがありますので、興味のある方は早めにチェックしたほうがよいでしょう。
費用対効果の高い太陽熱給湯器
太陽熱給湯器は7年でもとがとれる
ガス併用で使い勝手も上々
電気をつくる設備のほかに、太陽の熱を使ってお湯をつくる太陽熱給湯器も創エネ設備の定番。この設備はとても効率がよく、日照時間の長いエリアであれば、7年程度でもとがとれます。最近の製品はガスと連動していますので、温度が足りないときやお湯が切れたときは自動的にガスに切り替えます。使い勝手も向上しており、バランスのとれた設備です。