2019.05.13
その間取りで大丈夫?|新築一戸建ての間取りであるあるな失敗例
広いスペースの家が欲しいと、新築住宅に引っ越しを考える人もいるでしょう。
でも、無計画に間取りを決めてしまうと、後になって後悔してしまうことがほとんどです。
そこで今回は、新築一戸建ての家の間取りを決める際のよくある失敗例と対策を紹介します。
INDEX
よくある間取りの失敗
電気配線でのミス
コンセントやスイッチの配置ミスは、間取りの代表的な失敗例です。結果的に、次のような不具合が生じてしまうのでご注意を。
電気がうまく使えないと家事などの日常生活に支障を来してしまうので、電気周りの配線は、生活導線を意識して配置することが大切です。
- 電気をつけるスイッチが遠すぎて、真っ暗闇を歩かなければならない
- コンセントの位置が微妙で、掃除機をかけるときなど大変
- そもそもコンセントの数が足りない
スペースの計算ミス
十分なスペースを確保していなかったり、反対にスペースを広く取りすぎてほかの場所が狭くなったりと、空間に関するミスがよくあります。
このようなミスが起こらぬよう、どのような使い方をするのか、何を置くのか、将来はどんな生活をしているのか、ライフステージをしっかりと考える必要があります。
- キッチンの移動スペースが狭く、子供と一緒に料理ができない
- 子供が巣立ち、夫婦だけになった家としては広すぎる
収納の広さの設計ミス
収納スペースはあればあるだけいいと考えてしまい、実用的ではない空間ができあがることも少なくありません。
- 収納場所はたくさんあるが、1つ1つのデッドスペースが多い
- 壁面収納にしたが、逆に壁の近くにモノを置けなくなった
- 収納場所が高すぎて届かない
このようなミスを避けるために、収納したい物と場所をある程度決めておくといいでしょう。
空調関連のミス
窓の位置が悪くて空気が通らない、陽が差し込まないといった失敗例もあります。
ほかにも、吹き抜けにしたせいで熱がこもりやすくなったという事例もあります。
生活導線のミス
洗濯物を干すために2階へ行く、部屋から出てトイレに行くといった風に、家の中の動きを線で表したものを生活導線と言います。
この生活導線は単純であるほうがベター。
- よく使うトイレが家の端にあり、行き来にうんざりする
- 導線を考えず、洗う、干す、しまうといった流れを行うのが大変
といった失敗が起こらぬよう、実際の生活をイメージしながら間取りを組み立てましょう。
まとめ
今回は、新築一戸建てでありがちな間取りの失敗例の数々を紹介しました。
失敗しないためには、自分の未来のライフステージを想像しながら、間取りを考えることが大切です。
間取りを決める際は、配線、収納、導線をひとつずつ確認するようにしましょう。
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この記事はハウジングステージ編集部が提供しています。