2021.05.30
わたしのこだわりの家 第1回「DIYを始めたきっかけ」
今から21年前、築10年の中古住宅を購入したことが私、chikoのDIYの始まりでした。
INDEX
今から21年前、築10年の中古住宅を購入したことが私、chikoのDIYの始まりでした。
きっかけは、「自分たちでやろう!」
まだ当時20代で、結婚と同時に半分勢いで今のお家を購入しました。しかし、迎えたその冬、あまりの寒さに驚きました。暖房で温めても暖房がきかない状態だったのです。
我家がどうしてこんなに寒いのか、家の構造について勉強し、床下に潜って驚きました。通常の家にはある断熱材が入っていなくて、床板も12㎜の化粧フローリングが1枚だけの造り。床下からの冷気が直接足に伝わっていたから寒かったのです。
家を買うということは、一生に一度あるかないかの買い物です。正直、ショックでした。少しでも快適に暮らせるようにリフォームを考えましたが、高いお金を払って家を買ってしまったので、さらにリフォームにかける費用がでてきません。
「そうだ、自分たちでやろう!」そう思い立ち、ホームセンターで断熱材を購入し、床下に潜って張りました。床材は自分で調べ、ネットで注文し、塗装までして、施工だけは知り合いの大工さんお願いしました。窓はガラス屋さんに直接依頼して内窓を設置しました。これだけやるとかなりの断熱効果があがり、暖房が効くようになりました。
そして、これが自分でもできるという自信につながり、余った床材でリビングの壁などを自分で張りました。まさにはじまりは「自分たちでやろう!」だったのです。
お家のデザインは映画やカフェをヒントに!
私はもともと幼いころからインテリアが大好きで、アメリカ映画に出てくる部屋のインテリアや家、車を見て、こんなかっこいい建物やインテリアに囲まれて暮らせたら素敵だなぁと憧れを抱いていました。それもあり、家をDIYするとき、インテリアのデザイン部分も自分好みにしたいという思いが強く、壁に漆喰を塗っていました。気に入った家具がお店で見つからない場合は、イチから作ることにもつながっていったのです。こうして、「機能向上」プラス「デザイン向上」を目指してDIYしてきました。
インテリアや家具のデザインを考える時に参考しているのが、映画や好きなカフェのインテリア。カフェに行くと、かわいい雑貨やテーブル、素敵な壁の装飾にまず目が行きます。「これだったら、自分で作れそう!」と思ったものは頭の中にインプットして、自分なりにアレンジして作っています。
気が付いたら、自宅のでは小さなクッキーの型やフラワーベースのような小さな雑貨から、テレビ台やテーブル等の大きな家具までDIYで作った作品に囲まれて生活しています。
DIYはD愛Y!
DIYのすばらしいところは、家族のスタイルに合わせてお家をカスタマイズできるところです。
少し手を加えることで、ぐっと便利になり、すてきにもなります。家に人が合わせるのではなく、住む人に合わせて家を変えていくことができるのです。
でも、やったことがないことをはじめる一歩はとてもエネルギーがいることです。DIYをやってみたいけど、何から初めていいかわからない人も多いと思います。
そんなときは、気軽にできる100円ショップのアイテムを使ったDIYや、家にある雑貨のリメイクからはじめるのがおすすめ。まずはもの作りの楽しさを体感してみてください。DIYと聞くと、木工をイメージする人も多いかもしれません。そんなに固く考えずに、暮らしの中で必要なものや暮らしを彩るものを手作りすることがDIYなのです。自分のものなら失敗しても大丈夫。そして、自信がついたらお部屋のDIYや少し大きな家具にもぜひチャレンジしてみてください。
大切なのは愛情です。DIYは「D愛Y」ですよ。家族やペットや友人、そして自分のために作る家具や雑貨は、世界にただ1つの愛のあるもの。ぜひD愛Yを楽しんでくださいね。
執筆・情報提供
執筆:DIYクリエイターchiko
・著書『let's diy! カフェみたいなお家を作ろう』宝島社
・インスタグラム wagonwork 6.6万フォロワー
・ライブドア公式ブロガー http://wagonworks.blog.jp/
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