2024.09.17
家族を育む不思議な空間の家【アイ工務店 三郷】
シリーズ:HOUSING JOURNAL
なぜ”戸建て住宅”に住みたいのですか? 分譲マンションではなく、賃貸物件でもなく、どうして?
その答えは、住まう方それぞれのもの。モデルハウスでそのヒントを探してみませんか。
今回のHOUSING JOURNALは、三郷ハウジングステージにあるアイ工務店のモデルハウス「N-ees(ニーズ)」へ。
大きな片流れ屋根が特徴的な2階建て。1階の大きな窓の前には広々としたテラス。明るく開放的な雰囲気が漂っています。
モノトーンでモダンな色調ですが、2階部分を囲む木目調の格子が温もりを感じさせ、硬質な印象を和らげています。
店長の佐々木さんにご案内いただき、さっそく家の中へ。
INDEX
お客様と家族の空間
家の中に足を踏み入れると、少し珍しいタイプの玄関が出迎えてくれました。
柱で2つに区切られています。
「玄関を家族用とお客様用に分けており、家族用の方には大きなシューズインクローゼットを設けています。これだけの広さがあれば、お子様のおもちゃやベビーカー、BBQセットなどを収納することができます」
と佐々木さん。
お子様がいると、必要なものが多くなります。
たとえば、乗り物。ベビーカーを卒業したら、今度は三輪車。もう少し大きくなれば、補助輪つきの自転車が必要になります。
しかし、これだけ大きなシューズインクローゼットがあれば安心。
玄関まわりがお子様のもので溢れてしまうことはないでしょう。
玄関のすぐ横にはトイレが設けられています。
「帰宅したお子様がすぐにトイレに行けるようにレイアウトしています。家族用の玄関には、小さな手洗い場も設けているので衛生的です。お子様が手洗いの習慣を身につけやすいのではないでしょうか」
帽子をかぶったまま、慌ててトイレに駆け込むお子様の様子が思い浮かびますね。
家族の生活がどのようなものなのか、よく理解しているハウスメーカーだからこそ、こういった提案ができるのですね。
次はリビングに案内していただきました。
大きな窓とソファ。天井と床の木目のやわらかさが利いている落ち着きある空間です。
佐々木さんに勧められてソファに座ってみると、実際の広さ以上に開放感があるような気がしました。
「リビングは、天井を約60センチ高くしているんです。立っていると分かりにくいですが、座ってみると開放感があり、リラックスして過ごすことができます」
家族の憩いの場であるリビングでは、ゆっくり伸び伸びと過ごしたいもの。
天井が高く開放感があることで、家族と過ごすリビングでの時間がより上質なものになりそうです。
リビングの次はダイニングキッチンへ。
壁に沿って大きな収納棚が設けられています。
「キッチンは小物で散らかってしまいがちですが、見た目も良くないですし、掃除も大変です。小物を棚に収納することで、キッチンをすっきりと使うことができます」
と佐々木さん。
これだけ大きな収納棚があれば、キッチンが散らかってしまうことはなさそうです。
キッチンの横には、大きなダイニングテーブルが。
そして、窓の向こうにはテラスが設けられ、ソファとテーブルが置かれています。
「大勢のお客様が来られたときは、室内のテーブルだけではなく、テラスも存分に活用していただくイメージです。作りたてのお料理をすぐに提供できるような動線になっています」
ここで催されるのは、お子様のバースディパーティでしょうか?
大勢のお友達に囲まれ、楽しそうな笑顔を浮かべているお子様。
特製のお料理をテーブルに運べば、子どもたちの歓声が家中に広がることでしょう。
大胆な設計を支える機能性
サービスルームとダイニングキッチンの間には高い吹き抜けがあり、天窓から光が差し込んでいます。
家の中に光がまわっていた理由は、この天窓でした。家の真ん中に吹き抜けを設けた、より開放感のある空間が演出されています。
しかしながら、吹き抜けがあると空調の効果が薄れてしまうような気もするのですが…そんな心配に佐々木さんが応えてくれました。
「この家の気密性・断熱性は非常に高いので、吹き抜けがあるからといって空調の効果が薄れるということはありません。アイ工務店は、住宅の性能を示す『住宅性能表示制度』において、8項目で最高等級相当の品質を確保しています」
設計やデザインにばかり目が行きがちですが、家づくりで大切なのは長く住み続ける戸建て注文住宅だからこその機能性。技術力にもかなり自信があるのですね。
ダイニングキッチンの向かいには、高さ1メートル程の奥行きのあるスペースが。
「小さなお子様なら立って遊べる高さで、ちょっとしたプレイルームとしてご提案しています。お子様が大きくなったあとは物置として活用したり、寝転んで読書などを楽しむこともできます」
あくまでもサービスルームなので居室にはカウントされませんが、これだけの広さがあれば、家の収納力はかなり高くなるはず。
次は水回りです。まずは洗面所へ。
スタイリッシュなフロートタイプの洗面台が出迎えてくれました。
下の棚はかなり広く、さまざまな洗面用具を収納できそうです。
洗面台の後ろにはクローゼットがあり、その奥には洗濯機のコーナーがあります。
「洗濯物を乾燥機から取り出したら、そのままハンガーに吊るしてクローゼットに収納できます。お仕事や子育てで忙しいご夫婦でも、乾いた服を放置してしまうことがないように導線設計しました。家事が少しでも楽になるような設計になっています」
確かに便利。しかし、水回りの近くにクローゼットがあると湿気が心配では?
「アイ工務店は『熱交換型24時間セントラル換気システム』を採用しており、家中を快適な温度に保つと同時に、湿気を外に排出しています」
天窓でみられた大胆な設計を可能にしている技術力は、こんな場所にも活かされていました。
空間を活かし、居場所を作る
いよいよ、2階へ。階段を上っていると、思わぬところに部屋がありました。
1階と2階のあいだに、和室がつくられているのです。
この和室はちょうどプレイルームの真上の位置。家の中に生まれたちょっとした空間から生まれた憩いの場です。
和室からは、下のリビングを覗き込むことができます。
お客様をもてなしながら、小さなお子様をリビングで遊ばせ、時折その様子をうかがっているお母さんの姿が思い浮かびました。
「家族同士がゆるやかに繋がれるような家をイメージして設計されています」
と佐々木さん。
ずっと見守っている必要はないけれど、放ってはおけない。
そんな年頃のお子様を持つ親御さんにとって、この空間はとても使い勝手が良さそうです。
2階に入ると、屋根の傾斜から陽が差し込む、こんな不思議な空間が。屋根裏部屋でありながら、ゆったりとしたシングルソファを置いても狭さを感じないほどスペースに余裕があり、長めのデスクも備えつけられています。
「ここはリモートワーク用のスペースとしてご提案しています。最近はご夫婦揃ってリモートという方も多く、おふたりが同時に使えるような広さを確保しました」
と佐々木さん。
小さなオフィスのようなスペースまで備わっているとは。これだけスペースに余裕があれば、ストレスを感じることなくおふたりで仕事ができそう。
不思議な空間は他にも。こちらは、天井近くのスペースを活用しています。
「窓がなく光が差し込まないこのスペースは、シアタールームとして使うことをご提案しています」
あまり高さはありませんが、広さは十分。
大人が立つことはできませんが、ゆっくりと座って映画を楽しむにはぴったりの空間です。
こだわりの詰まった2階
2階に上がると、大きなテラスが出迎えてくれました。
「これは物干し用のテラスです。木目調の格子が目隠しになり、洗濯物が外から見えにくいのが特徴です。テラスの手前のスペースには庇がかかっているので、天気が心配な日に洗濯ができるよう設計しました」
小さなお子様を持つ親御さんの中には、服や布団を太陽の光で殺菌したいという方もいらっしゃいます。そんなご要望にも応えられるのがこのテラスなのですね。
そして、次は主寝室。ホワイトで統一された清潔感ある空間です。
「1階の主役がリビングだとすれば、2階の主役はご夫婦の寝室ですから、かなり贅沢にスペースを使っています」
奥にはウォークインクローゼットやドレッサーデスクが設けられ、ご夫婦にとって必要なものが揃っています。
テラスに面しており、明るい光が差し込んできます。テラスは物干しスペースとしての機能もあり、家の2階により多くの日光を取り込む役割も果たしていたのですね。
テラスを挟んで主寝室の向かいにあるのが子ども部屋。
一見するとごく普通の部屋に見えますが、お子様の安全に十二分に配慮した空間となっています。
「この部屋にある棚やデスクは全て造作。ですから、地震が発生しても家具が倒れてくることはありません。アイ工務店は耐震性能を向上させる接合金物や剛床構造、5倍耐力壁を採用するなど地震に強い家づくりを行っていますが、お子様を地震から守るためには他にもできることがあると考え、造り付けの家具をご提案しています」
と佐々木さんが語ってくれました。お子様の安全に育つ生活をかなえる、強いこだわり。
この棚に、お子様はなにを飾るのでしょうか。
学校で作った工作品でしょうか、それとも、ご家族のお写真でしょうか。
お子様の成長を反映するかのように、棚に飾られるものも変わっていくでしょう。
注文住宅だからできること
アイ工務店「N-ees」三郷店は、家の中の空間を巧みに活かし、3KDKとは思えない高い収納力と居住性を実現していました。
1階と2階のあいだ、部屋と部屋のあいだ、2階と屋根のあいだ。
ちょっとした空間の隙間を見逃さず、家族がより暮らしやすくなるためのスペースが設けられています。
収納に使うだけではなく、お子様の遊び場にも、大人の隠れ処にもなる多様な住まい。リビングや寝室で過ごすだけではなく、屋根下の空間で映画を見たり、1階を見下ろせる和室でくつろぐのも良いでしょう。
お子様の成長やライフスタイルの変化に合わせ、スペースの用途を柔軟に変えられる魅力にあふれた住宅でした。
ーー なぜ、戸建て注文住宅を建てるのでしょうか? この家が出した答えは、
“ご家族によって自由に変化できること”
に尽きると感じています。
気密性・断熱性が高く、空調システムも整っていますから、どこにいても快適に過ごせるはずです。
戸建て注文住宅ならではのわくわくする空間を提案してくれるN-eesのモデルハウス。ぜひここを訪れて、ご家族の暮らしをイメージしてみてはいかがでしょうか。
SERIESHOUSING JOURNAL
取材協力
アイ工務店 三郷営業所 所長 佐々木 雅(ささき・まさし)
© Housing Stage All rights reserved.
この記事はハウジングステージ編集部が提供しています。