GUIDE
はじめての家づくり
工務店
こだわりの強い施主に向く工務店
工務店は地域密着型で、住宅に特化した小規模な住宅建設会社。社長が大工を兼ねている規模から、設計・施工を分業化した組織力ある工務店もあります。地域に密着しているだけあり、その地域にあった建築方法を熟知していることはポイントです。
ココがポイント!
- 営業エリアは本社から1時間が目安
- 設計・施工技術の水準を見極める
- 価格と自然素材に個性や強みを発揮
地域密着型の小さな会社が中心
営業エリアは本社から約1時間圏内
木造軸組工法を主体にした家づくり
工務店は一戸建て住宅を中心に建設する、地域密着型の住宅建設会社です。規模的には年間の建設棟数が1~30棟程度です。ハウスメーカーと比べると資本は小さく、経営が不安定な会社も少なくありません。営業エリアは工務店の本社から車で約1時間程度。木造軸組工法(構法)を手がける会社が多く、次にツーバイフォー工法(構法)となります。鉄骨造やRC造を得意とするところは少数派です。
設計・施工技術のレベルは工務店に差がある
設計や施工の技術水準や
顧客対応にもバラツキがある
工務店の多数は小さな会社が中心のため、設計や施工の技術水準にバラツキはありますが、ハウスメーカーに負けない技術力や、建築家と同等の設計力を持つ規模の会社もあります。お客様への対応面でも、ハウスメーカーの営業マンのような土地探しや資金計画、プラン設計までなんでもといったきめ細やかな対応は望めません。工務店との家づくりは、建てたい家のイメージがはっきりしている人に向きと言えるでしょう。
価格と自然素材に強みを発揮
全般的に価格競争力が高く
自然素材に積極的な会社が多い
工務店の一番の強みは、価格です。広告宣伝費を抑えている分、安い価格で住宅を提供できます。もうひとつは、仕上げ材や設備の自由度が高いという点です。ハウスメーカーがあまり利用しない強いムク材や左官材など、自然素材を積極的に提案する工務店が多いのも特徴です。そのようなこだわりを持っている方は、工務店との家づくりに向いていると言えるでしょう。