GUIDE
はじめての家づくり
健康によい住宅
きれいな空気を保って健康住宅
健康によい住宅で暮らすには、化学物質や換気などへの設計と配慮が重要です。健やかな住まいを建てる上で、気を付けたいポイントをご紹介します。
ココがメリット!
- 人体に有害な化学物質を室内に持ち込まない
- 換気装置を利用して新鮮な空気を取り入れる
- 断熱性を強化して室内温度を平均化
F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」と「告示対象外建材」
空気のきれいさを保つには
建材や材質などにも配慮する
健康によい家を暮らすために大切なことは、空気のきれいさを保つこと。そのためには、まず人体に有害なホルムアルデヒドなどの化学物質を出さない建材を使うことです。具体的には国が定めた「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」という、ホルムアルデヒドをほとんど放散しない部材・材料を依頼先に指定するか、ムクの木材など「告示対象外建材」と呼ばれる自然素材を使うことがおすすめです。
※「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」は☆4つが最上級です
新鮮な空気を取り入れる換気が大切
機械換気できれいな空気を
換気装置の定期メンテナンスも重要
空気のきれいさを保つためには、建材への配慮のほか、換気の設計を見落としてはいけません。二酸化炭素の濃度が高くならないように、2時間に1回は家の中の空気を入れ替えるように法律で定められており、それには機械による換気が不可欠。換気装置によっては、フィルターが付いており、外気に含まれる花粉や粉じんを取り除いてくれます。換気を長期間有効に働かすにはダクトやフィルターの定期的なメンテナンスも重要です。
断熱強化でヒートショックを防止
家全体の断熱性能を高めて
室内に寒い場所をつくらない
健康と関わりが深いものではヒートショック。ヒートショックとは、冬場に浴室などの暖かい場所から脱衣所などの寒い場所に移動したときに、脳の血管が急激に収縮して心筋梗塞や脳血管障害などにつながることを指します。こうした状況を防ぐためには、家の中に暖かいところと寒いところの差をつくらないことが重要です。そのためにも家全体の断熱性能を高めることで、最適な室内環境を整えることができます。