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今どきの住まい・暮らし

2019.04.15

新生活は「色彩心理学」を取り入れて明るくスタート!

入学シーズンを迎え、新生活に期待を感じている人も多いのではないでしょうか。
今回は色彩によって得られる効果などが学べる『色彩心理学』を活かしたインテリアについて紹介します。
新生活を機に理想の住まいを実現してみては?

INDEX

色彩心理学ってなに?

「色彩心理学」とは、色が人の心や身体に与える影響や効果を研究した学問で、2003年にアメリカで誕生しました。具体的に色にはどのような影響や効果があるのか紹介していきましょう。

心理的な効果

色彩により、心が落ち着いたり、優しい気持ちになれたりする効果があると言われています。

身体的な効果

暖色系の色は交感神経を高めエネルギーを活発に保ち、自信を与える効果が期待できます。
寒色系の色は副交感神経を高め集中力が増したりする効果があると言われています。
また色は、食欲などのコントロールにも有効だとされています。

歴史的、文化的な影響

各国の歴史や文化的に色が持つ意味合いがあり、たとえば西洋文化では黒は死を象徴するのに対して、東洋文化では白が死を象徴するなどの違いがあります。
国によって独自の意味合いを持つ色彩は住む人々に影響を与えます。

色の効果をチェックしよう

グレー系+差し色

各色の効果はどのようなものがあるでしょうか。それぞれの効果を知って、自分が取り入れたい色を探してみてください。

赤は色の中でもっとも長い波長を持ち、交感神経に刺激を与え、体温•血圧•脈を上げるといわれています。 そのため、アクティブに動きたいときは赤い色を取り入れるといいでしょう。

オレンジ

消化、新陳代謝をよくする作用があるため、食欲を増進させる色といわれています。また血管や自律神経を刺激し身体が活動的に。楽天的で陽気な印象を与えることができます。

脳の活性がよくなることから頭の回転が早くなり、集中力がアップするといわれるイエロー。明るさや希望を与えることができます。道路標識など注意喚起のために使われる色でもあります。

情緒の安定、安心感の増加、筋肉の緊張をほぐすなど、心身を癒す色。また、筋肉や骨、組織の細胞の生成を促進するほか、暖和効果があるので血圧を下げるともいわれています。

鎮静作用があり、体温の低下、痛みの暖和などに効果があるといわれています。爽快感、冷静さを与えるほか、精神的な鎮静作用がある。また、食欲を抑える効果もあるといわれています。

鎮静効果があり、リンパ管や心筋、運動神経の働きを抑制すると言われています。高貴さや優雅さを表す色です。

高級感や威厳を表すほか、ほかの色を際立たせる効果もあります。

純潔さや純真さを表し、緊張感が演出できる色でもあります。

部屋別のおすすめカラーは?

 寝室におすすめの色は「ベージュ」

ベージュなどの茶系はやわらかくニュートラルな印象でリラックス効果もあるので、寝室にうってつけ。
ただし単調になりやすいので、副交感神経を刺激する青や緑、紫などをアクセントで取り入れるとおしゃれな寝室に。

青色は鎮静効果が高いので、怒りっぽい人や興奮しやすい人、客観性を高めたい人におすすめです。
緑色は心身のバランスを整えたい人、疲れやすい人に、紫色は精神的に疲れやすい人や直観力を高めたい人はぜひ取り入れてみて。

淡いペールトーンであれば、黄色やピンクをアクセントに取り入れるのもベター。

 子ども部屋におすすめの色は「黄色」と「青」

黄色は好奇心を育む色なので、子供の感性を育てるのに適しています。
また、落ち着いて勉強してもらいたいときには青が効果的。
ただし、青の面積が大きすぎると寒々しい印象になりがちなので、使い過ぎないように気をつけましょう。
逆に壁全面を真っ赤にしてしまうと興奮しすぎて夜眠れない!なんてことになるので、こちらも注意が必要です。

実際に展示場でもさまざまなカラーコーディネートの実例が見られるので、目で見て体感して、イメージをふくらませてみては?

監修・情報提供

吉田美帆(一級建築士)

SUNIHA UNIHA
代表一級建築士/グリーンライフプロデューサー/インテリアコーディネーター/宅地建物取引士/LOHASスタイリスト(NPO法人ローハスクラブ認定/花育インストラクター(NPOフラワーハートセラピスト協会認定)武蔵工業大学建築学科(現東京都市大学)卒業、大手設計事務所にて小学校・保育園等の設計、マンションディベロッパーにて企画等を経て、2010年SUNIHA UNIHA(サニハユニハ)設立。執筆やセミナー、講演会など幅広く活躍する。・1996年 武蔵工業大学卒業設計蔵田賞受賞・2011年 国際森林年間伐材利用コンクール審査員賞受賞。・2016年 フランス国際映像コンペ(MCSD)受賞

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この記事はネクスト・アイズ(株)が提供しています。

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