2019.04.25
理想の白い家から発信する ”美と健康”の新しいありかた
スペースを活かした自宅ワークスタイル
大野彩夏さん(東京都在中)
料理研究家、ネイリスト、ファッションブランド「RIPVANWINKLE」のPRマネージャー&財務責任者CFOなど、幅広いフィールドで活躍している大野彩夏さん。ご家族と広々としたリビングダイニングやテラスを有する家を東京・世田谷に建てたのが約4年前。自宅内にプライベートサロン「Berenice」を開業し、”美と健康”をテーマに、さまざまなことを行っています。
「料理教室、商品開発、プロモーション、ネイルサロン、美肌ケアと美容アイテムの紹介なども行っています。料理教室では、ヘルシーかつスパイスを多用するモロッコ料理や、ハーブや香辛料をふんだんに使ったタイ料理などジャンルを問わず、”健康で美しくなるレシピ”を自宅のキッチンスタジオや、年に数回、大手百貨店で開催されるイベントで料理講師として教えているんです」
家のレイアウトは、キッチンを中心に考えたというだけあり、白を基調としたフルオーダーで仕上がっています。キッチンからリビング全体を見渡せ、家族や友人たちと会話しながら料理をできる開けた造りが印象的です。
「キッチンの足元部分にはちゃんとつま先が入る幅を作っていて、料理している姿を間近に見られるんです。収納もいろいろなサイズの食器が収まるように、しっかり計算した寸法で作ってもらいました。ラグジュアリー感を出すために天板を鏡面仕上げにしたり、シンクも人工大理石を使用しています」
そもそも自宅で料理教室とネイルサロンをやることを前提に家を造ったという彩夏さん。それは、自身の幼少期の体験や、子どもへの深い愛情が起因しています。
「小さな頃から、自分が結婚して子どもができたらなるべく離れたくないなと思っていたんです。それは私の実家がヘアサロンを経営していて、常に両親が家にいる、という環境だったことが影響しています。料理教室とネイルサロンをやるのがずっと夢でしたし、”こんなサロンがあったらいいな”と想像していたものを実現したものなんです」
開閉式のオリジナルパーテーションで個室へと変化するネイルサロンには、ネイルはもちろん、相談ごとや会話を楽しみにくるお客さんも多いそうです。
「私がやっていることは全部自分が好きなことですし、人に喜んでもらいたい性格なんですよ。利益のためにやるとなんかエネルギーが出ないんですけど、誰かのために喜んでもらいたいとなると頑張れるんです」
彩夏さんの中で大きなテーマとして存在する”美と健康”。その大切さに気付いたのは、30代に入ってからだといいます。
「30歳を過ぎた頃から、体力的な衰えや肌のくすみという問題が出てきたんです。何から改善したらいいのか模索しているときに、単純に高価な化粧品を使えばいいのではなく、まずは腸内環境を整えることが一番大切だと学びました。バランスの取れた食事を取り、健康であることが”美”への第一歩だと気付いたんですよ。美や健康にいいと聞いたら、まずは試してみて、自分に合う、合わないを選別するんです。知識や情報だけではダメなんです。自分で体験したうえで、いいと思わないと人には薦められないんですよね」
”美と健康”について楽しげに話す姿から伝わってくるのは、圧倒的なバイタリティ。今後も人が喜ぶ、”美と健康”にまつわる面白いことをたくさん仕掛けてくれることでしょう。
「自分自身が健康かつ美しくあることが、人生を楽しむ上で最も重要なことだと思うんです。それによって気持ちもポジティブになり、家族や周りの方々の幸せにつながると思っているんですよ。常に新しい情報のアンテナを張り、たくさんの人とふれあい、お話をするようにしています。そこから何かしらのヒントを得たりと、常に自分自身を高めることを心がけていきたいですね」
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取材/撮影/ライティング
ART PEACE Inc.