2019.04.25
まずは覚えておきたい システムキッチンのバリエーション
シリーズ:暮らし
イチからはじめるキッチン選び
新しい家に住むなら、家族や友達とおいしい食事や会話を楽しむためにこだわりたいキッチン。毎日長く使う場所だからこそ、間違いのない選択をしたいもの。そこでパナソニックリビングショウルーム東京にてキッチンスペシャリスト、小川さんに登場してもらい、キッチンの選び方について教えていただきました。
―初めてキッチンを購入するとなると、なにから始めたらいいのか知らない人も多いと思います。まず、どういったことを検討すべきなのでしょうか?
「新築の場合ですと、ある程度、お住まいのスペースを考えてからいらっしゃるご家族が多いですね。最初はどういうLDKの使いかたをしたいのかをイメージしていただきます。例えば、働いているから家事や掃除は簡単に短くすませたい、ご親戚やご友人が集まるから見た目を重視したものにしたいなど。自分がどのように使いたいのか、どういう住まいかたをしたいのか、ということをある程度想定しておいたほうがいいですね」
―キッチンにはどのような種類があるんですか?
「主にオープン型、クローズド型とあります。オープン型といってもいろいろなタイプがございまして、フルオープンのものや一部手元が隠れるようになっているものなどがあります。クローズドでも一部開放されたセミクローズドタイプのものなどもあります。クローズド型はリビングやダイニングとは独立した間取りになっているタイプで、調理中の匂いや煙を気にしなくていいのが特徴ですね」
―その中でもさらに形やレイアウトが細かく分かれているんですよね?
「そうですね。例えばペニンシュラ型というのは、一方側が壁についているレイアウトです。壁づけの一般的な直線タイプのものはI型キッチンと呼びます。L型キッチンはL字に曲がっているコーナーを活かしてカウンターをつけたりするタイプですね」
―よく聞くアイランドキッチンとはどのような形のものなのですか?
「アイランドキッチンはその名称の通り島のように独立していて、周囲を回って歩けるキッチンです。パナソニックでは「Irori Dining(いろりダイニング)」(https://sumai.panasonic.jp/1712jukukan/irori-dining/)という、新たなアイランドキッチンを開発しました。流しやIH、食洗器など全ての機能を入れ、そのキッチンを囲炉裏のようにみんなで囲んで料理をしながらご飯を食べられるんです」
―まずはキッチンの種類を知ってから、いろいろ検討してみるとよさそうですね。
「もっと家族と会話しながら料理ができるキッチンがいいなとか、対話形式にするならフラットなほうがいいかなとか。手元は少し隠れるほうがいいなとか。特に新築を考えている方は、現在のお住まいで使っているキッチンをもとに、継続したい部分と新たに導入したい部分などを考えていただくといいと思いますね」
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SERIES暮らし
撮影協力
東京都港区東新橋1-5-1
10:00~17:00
http://sumai.panasonic.jp/sr/tokyo/
取材/撮影/ライティング
ART PEACE Inc.