2019.09.01
秋めくインテリアグリーンでデスクスペースを新鮮に
読書の秋、勉強の秋、芸術の秋。昔から学びの季節といわれる、色づく秋の到来です。うだるような暑さもひと段落。過ごしやすい気候の今こそ、興味のあることにじっくり取り組みたい季節。そんなときは、普段何気なく使っている自宅のデスクまわりに植物を置いて、リラックスできるパーソナルスペースをつくってみましょう。目にやさしい植物の存在で、勉強や読書もはかどります。
INDEX
インテリアグリーンで見慣れた壁にアクセントを
いつもは写真やメモを貼るだけのデスクまわりの壁を、味のあるアートスペースに変えるちょっとしたコツがこちら。ペーパー類と相性の良いリースや、流木や木箱に寄生する着生植物を飾って、単調な壁を奥行きのあるスペースに仕上げています。
流木に寄生するコウモリランは、葉が鹿の角のように見えることから鹿角シダ(ビカクシダ)と呼ばれ、そのアーティスティックな風貌から根強い人気の着生植物。写真やポスターと交えて壁に飾るだけでメリハリが生まれ、平面から立体的なアプローチが可能に。
植物の温かみを取り入れる秋のアイディア
木の葉の色が一段と深まる秋の風景になぞらえて、部屋の植物も紫みのあるバーガンディーカラーに衣替え。赤ワインのように深みのある配色で、こっくりと秋めいた落ち着きのある空間に導いてくれます。
木箱の上に真っすぐ伸びるサボテンを置いたり、蔓が下に伸びていくシックスディスカラーを垂らしたり。大きさが同じぐらいの植物を飾るときは、台を使って高低差を出すことでデスクの上の限られたスペースも有効活用できます。
赤や茶色が似合う秋に取り入れたい、赤いサボテンや葉裏が赤紫になったシックな観葉植物たち。どれもしっとり落ち着いたこの時期にぴったりのオータムカラーで、グリーン一辺倒の空間よりほっこりした温かみのある季節感を演出できます。
手軽にグリーンを楽しむ簡単テクニック
ボリュームのある観葉植物よりも控えめなサイズ感で、ほどよい存在感のグリーンを楽しみたいなら、ユニークなフォルムのドライフラワーをどうぞ。水をあげなくてもいい手軽さも、忙しい現代人におすすめです。
クルクルッと巻き込んだ蔓の様子が愛らしい、鷹の爪のドライフラワー。小ぶりでもこんなにインパクトのある佇まいなら、1点だけを壁に吊るすだけでセンスの良さはひとしお。紙にしっとり馴染む質感なので、お気に入りのポスターと合わせて飾っても素敵です。
スタイリング/大谷優依 撮影/市原慶子 文/仁田ときこ 編集/HugMug編集部