2020.03.27
完全同居型の二世帯住宅ってどんな家?メリットとデメリットをチェック!
二世帯住宅には、大きく分けると同じ家で同居するタイプ、それから、家の中で分かれて生活するタイプがあります。
二世帯住宅で暮らすことになり、いろんな戸惑いが生じているファミリーは少なくありません。
特に完全同居型だと、家事や育児を手伝ってもらえる反面、プライバシーの確保が難しいもの。
そこで今回は、完全同居型の二世帯住宅について解説します。
INDEX
完全同居型とは、個室を除いて、玄関や水まわり、リビング、ダイニング、キッチンといったほぼすべてのスペースを共同で使用する間取りです。
親世帯と子世帯が同じ場所で生活をするため、家族みんなでにぎやかに過ごせる点がメリットといえます。
また、子どもの世話や家事の手伝いをして欲しい人だけでなく、親世代の生活をしっかりとサポートしたいファミリーにはおすすめです。
ただし、完全同居型の場合は、お嫁さんとお姑さんとの関係性の構築が重要です。
コミュニケーションが不足して関係が悪くなると、お互いが気を遣いながら生活することになることも。
そうした心配が必要なく、関係が良好な場合、完全同居型にすることで、
家族で過ごす時間が増えて、にぎやかで絆の感じられる生活になるでしょう。
完全同居型のメリットとデメリットとは
メリットとは
1番大きなメリットとしては、家族がお互いに助け合えることが挙げられます。
大家族としてみんなで助け合うことで家族の絆も深まり、いいことばかりですね。
たとえば、子どもがいる子世帯の場合は、親世帯が子どもの世話を手伝えるでしょう。
親世帯が高齢で介護が必要となってきたときは、子世帯の家族全員でサポートすることも可能です。
また、将来的に一世帯で暮らすことになった際にも、間取り変更などの対応のしやすさも挙げられます。
完全同居型は、個人のスペースを除いたほとんどスペースを共同で使用しており、一世帯で住むことになったとしても、ムダなスペースが生まれにくいです。
親世帯が使っていた寝室は子ども部屋にすることもできる上に、客間としての活用もできます。
デメリットは?
家族で生活スペースの大半を共有しているため、プライバシーの確保が難しいというデメリットがあります。
家の中のプライベートスペースが寝室に限られるため、たまに1人や夫婦でゆっくりした時間を楽しむことが難しくなることも。
プライベートスペースの確保を重視したい人は、寝室にこだわって住宅づくりを進めましょう。
まとめ
完全同居型は、家族間の関係性がかなり重要となるため、住宅の設計をする際、親世帯と子世帯でよく話し合いましょう。
二世帯での生活には適切な住まいのかたちが必要となるため、完全に同居する以外に分離して生活する方法があることも知っておいてください。
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この記事はハウジングステージ編集部が提供しています。