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家づくりの雑学

2022.11.10

人気のカウンターキッチンで家族とハッピーに暮らそう!

おうち時間が増えたことがきっかけで、料理に凝る人や外食よりもおうちごはんに力を入れる人も多いでしょう。それだけにキッチンは料理だけでなく、家族が集って楽しめる場として関心が高まっています。今回は、人気のカウンターキッチンについてご紹介します。

INDEX

【1】カウンターキッチンとは

カウンターキッチンとは、壁に向かって調理するのではなく、シンクや調理台などの作業台(ワークトップ)をリビングダイニングに向かって配置し、ダイニング側に食事や配膳などの作業ができるカウンタースペースを設けたキッチンです。
カウンターのタイプもいろいろあります。

①フラットタイプ

画像提供元: 株式会社 LIXIL リシェルSI (リンク:https://www.lixil.co.jp/)

キッチンのワークトップを段差なく、そのまま延長して広くしたカウンター。ワークトップとカウンターが同レベルで一体になっています。

②ローカウンタータイプ

画像提供元: 株式会社 LIXIL リシェルSI (リンク:https://www.lixil.co.jp/)

カウンターの高さがワークトップよりも低く一般的なダイニングチェアに合った高さ。ワークトップとの間には少し起ち上げを設け、ワークトップからカウンター側に物が落ちたり水がはねたりする心配がありません。
また、カウンターに合わせて椅子も低いものを選ぶので、小さい子どもや高齢者に優しいのもポイント。

③ハイカウンタータイプ

画像提供元: 株式会社 LIXIL リシェルSI (リンク:https://www.lixil.co.jp/)

ワークトップから起ち上げた上端をカウンタートップの高さにするなど、ダイニングテーブルより高めのカウンター。椅子はハイチェアを合わせるといいでしょう。

【2】カウンターキッチンのメリットとデメリット

カウンターキッチンのメリットは、なんといってもダイニング側に居る家族とコミュニケーションを取りながら料理ができること。
壁に向かって設けた場合や独立キッチンでは、料理や後片付けをする間、家族から孤立してしまいます。子育て世代はとくに、子どもを見守りながら台所作業ができれば安心ですよね。

ワークトップの上部に吊り戸棚を設けずに天井までオープンにすれば、部屋全体がぐんと広く見えるのもカウンターキッチンの特徴です。キッチン側も明るくなり広く感じられます。

カウンターキッチンにはデメリットもあります。
シンクでの洗い物の際、水がカウンター側に飛び跳ねがち。また、調理や洗い物の音がダイニング側に直接伝わるのでうるさく感じることも。コンロまたはクッキングヒーターでの調理で油ハネや臭い、煙も心配ですね。
対策としては、作業台とカウンターの間に立ち上がりを設けたり、換気扇までスクリーンパネルを設けたりします。

画像提供元: 株式会社 LIXIL リシェルSI (リンク:https://www.lixil.co.jp/)

そしてカウンターキッチンのデメリットとして気をつけたいのは、特にフラットタイプの場合、散らかりがちな作業台がダイニング側から丸見えになること。

気をつけないとせっかくのおしゃれな空間が残念なことになってしまうので、注意しましょう。

【3】毎日が楽しい!カウンターキッチンの活用例

カウンター部分は配膳や軽い食事など、調理や食事スペースの補助的な役割を果たしてくれます。カウンター越しにキッチン側とダイニング側で料理や食器を動かせば、動線的にも効率がよくなります。

それ以外にも…

①子どもがカウンターで宿題をしたり、家族がちょっとした書き物などを済ませたりできます。
そのため、いつもダイニングテーブルは散らからず食卓として整えておけるのも嬉しいですね。

②フラットタイプの場合、キッチンのまわりを家族で囲んで、みんなで同時に料理をしたり、食事したりできます。

ホームパーティーでは、料理する人がゆっくり食事したり、会話に参加したりできないことも。でもフラットタイプなら、みんなで料理に参加するほか、キッチンを囲むように会話しながら食事することができます。

キッチンは単に料理をする空間にとどまらず、団らんの中心的存在に進化しているのです。近年のキッチンは、まるで家具のようにスタイリッシュなものも増えていて、インテリアのひとつとしても楽しめます。

住宅展示場のモデルハウスなら、あらゆるスタイルのカウンターキッチンがチェックできますよ。
キッチンがどのように存在感を持って、暮らしのシーンを楽しく演出してくれるのか、具体的にイメージできるはずです。ぜひ、住宅展示場でいろいろなキッチンを実際に見て、触れてみてくださいね!

執筆・情報提供

川道 恵子(一級建築士)

(株)住まいと街設計事務所 代表取締役  住宅メーカー設計部にて、戸建住宅の設計業務 デベロッパーにて、マンション等の企画・監理業務を経て設計事務所において不動産開発業務に携わる。土地の活かし方、住宅の間取り提案等、幅広い実績多数。

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コラムはネクスト・アイズ(株)が記事提供しています。
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