2024.04.12
外壁のおしゃれな事例11選!人気色や魅力的な色を紹介!
外壁は家の印象を大きく左右し、高級感や洗練された雰囲気を演出してくれます。
本記事では、外壁のおしゃれな事例で人気色や魅力的な色を紹介し、おしゃれな外壁にするコツも解説します。家の外壁の仕様決めや、塗り替えを検討中の方は参考にしてください。
INDEX
色使いがおしゃれな外壁例6選
外壁色の参考として、まずおしゃれの定番といえる人気色をご説明します。
清潔感や高級感があるホワイト系
ホワイト系の色は清潔感や高級感のほか、公共性のある落ち着いたイメージづくりもできる色です。既存の家の外壁塗装による塗り替えで、もっともリフレッシュ効果がある色でしょう。
オーソドックスなようで、家のデザインによっては何のアクセントもなしで成立するしっかりした印象もつくれます。
写真のようにモダンなつくりの家も、和風の家の漆喰外壁も、どちらにも良くマッチします。
かわいらしく暖かみがあるベージュ系
暖かみのあるベージュは、家のイメージにかわいらしさを付け加えることができます。家のデザインによっては、屋根外構の個性を受け止めるのに、白よりもやわらかい印象で全体のバランスをとってくれる効果があります。
写真の外壁でも、ドアや窓のはっきりした印象を和らげて、バランスをとる役目をはたしています。
大人っぽいシックなグレー系
近年は濃いめのグレーが、シックなイメージを演出する壁面の色として人気です。大人っぽい雰囲気が、市街地や商業地の景観にマッチします。
まじめで硬質な印象のグレーは、シンプルなローコスト住宅から高級ラインの注文住宅まで、どちらにも合うでしょう。
落ち着きのあるブラウン系
ブラウン系の色は、シックなこげ茶と、赤みの強いレンガ色に近い茶色が、どちらも外壁の色として人気です。
華やかなイメージのレンガ色は洋風の建物に、落ち着きを感じる濃いブラウンは和洋問わず、メインカラーとアクセントカラーの両方に用いられます。
たとえばベージュ1色の外壁を白と濃いブラウンの2トーンにすると、締まった印象が増して別の家のように見えることもあります。
清涼感やフレッシュさがあるグリーン系
「家の外壁に緑?」と考えそうですが、2トーンでも単色でも優しい印象で、周囲に対しても違和感がありません。グリーンは淡いブルーとともに、清潔感やフレッシュな印象のある人気色となっています。
写真のような北欧風の外壁のほか、落ち着いた抹茶系統の色もあります。
外壁材にはモルタルのほかにサイディングやタイル、板壁など、施工コストやメンテナンス性が異なる素材が複数あります。グリーン系は比較的どの素材でも選びやすい色といえるでしょう。
かわいらしさや北欧感のあるイエロー系
少々印象の強いイエロー系の外壁ですが、塀などの外構をコーディネートするなどで周囲との調和がとれれば、かわいらしさや華やかさが活きる色です。
写真のようにレンガなどのタイルと組み合わせるなど、北欧風のウッドデッキや窓枠との相性が抜群といえるでしょう。
板材や瓦屋根との組み合わせもナチュラル感があり、効果的です。
以下のランキングもご参照ください。
おしゃれな外壁スタイル5選
外壁の色は、素材づかいとの相性も大切な要素となります。この素材感を決めるうえでの指針となるのが、以下に挙げる家のスタイルの分類です。
白のように、スタイルを横断してマッチする色もあります。しかしどの素材で表現するかで、外壁色としてさらに効果的になります。
ナチュラルスタイル
土壁や石材、板材を効果的に配したナチュラルスタイルは、自然との調和を意識した優しい雰囲気が利点です。色の濃淡をはっきりさせると和風に、優しい色の組み合わせでは洋風のナチュラルとなります。
周囲の環境とも溶け込みやすく、広めの庭が良く映えるでしょう。グレーのモルタルも、写真のように塗り方でナチュラルなスタイルになります。
モダンスタイル
都会的で硬質なイメージのモダンスタイルは、利用の幅がとても広いのが特徴です。シンプルな形の屋根、窓、ドアなどと組み合わせて、凹凸の少ない、モノトーンのシンプルな外観でまとめます。
写真のように瓦葺の平屋も、外壁の色ひとつで和モダンになります。軒天(屋根の軒の下の部分)の黄色っぽいナチュラルな色も、モダンなアクセントです。
クールスタイル
クールスタイルは、モダンの都会的な雰囲気をさらに突きつめた、おしゃれよりもかっこいいと表現するようなスタイルです。陸屋根や片流れのシンプルな屋根に窓のレイアウトまで硬質なデザインを意識したプランです。
外壁の色はモノトーンでも濃いめで彩度の低い単色でも良く合います。
写真のように外構でナチュラル感を出し、深みを出すのもハイレベルなおしゃれです。
洋風スタイル
欧米や北欧のスタイルを日本風に消化して取り入れた洋風スタイルは、安定した人気を誇ります。窓や玄関、テラスをアクセントにしながら、シンメトリーに配置し、屋根はシンプルな切妻型がほとんどです。
写真のように、レンガやツートーンの外壁色で少し強さを出しても、意外に違和感なく周囲に溶け込みます。
和風スタイル
日本建築のスタイルは日本人の心に深く入り込んでいるため、ちょっとした和風のスタイルの演出は、平坦な漆喰壁や黒く焼いた焼杉の腰板、瓦屋根など、とても数多くあります。
写真では窓枠のルーバーや、屋根の上のドーマーの換気口などだけでも和風の家に見えるでしょう。さらに外構や植栽が和風の方向付けをしています。
外壁の色は白い漆喰だけでなく、グリーン、イエロー、ベージュ、ブラウンなど、意外とさまざまな色を合わせられます。
おしゃれな外壁にするコツとは
おしゃれな外壁を目指す際に、気にしておくコツがあります。知っておくだけで失敗や後悔が少なくなる知識を、事前に得ておきましょう。
色は3~4色以内を使用する
色づかいは多くとも3~4色までにして、散漫な印象にならないようにしましょう。2色以上の色の取り合わせは色同士の相性があるため、合わない組み合わせでは、色のバラバラ感がさらに強くなります。
細かいところでは、素材の違いと色の違いの組み合わせで浮いた感じになってしまうこともあり、組み合わせにはある程度のセオリーが存在します。
メインになる色と、それに組み合わせるアクセントカラーは、補色関係など相性の良い色を業者に相談するのがおすすめです。
原色系はアクセントとして使用する
まれに原色を家全体の壁面に塗っている例を見かけます。とても強い印象を残しますが、おしゃれとはいい難い場合が多いでしょう。周囲の環境との調和も、なかなかとれません。
また、原色は経年変化の退色が分かりやすいのも難点です。
彩度の強い原色は、ほかの色との組み合わせの中でアクセントカラーとして入れるとバランスが良くなります。それも壁面の一部にするほどではなく、柱や壁板の一部などに使う程度が、引き締まった印象をつくるうえで効果的な範囲です。
アクセントカラーのあしらい方は、下記のイラストも参考にしてください。
カラーシミュレーションを活用する
外壁の色決めは、家の外観のデザインとも密接な関係にあります。家の形や周囲の景観にうまくマッチするかが、おしゃれな外壁になるかを左右するでしょう。
従来の色見本帳や塗り板のサンプルでは不利な点が、家の形や戸外の明るさに合わせた色の判断がしづらいことでした。
カラーシミュレーターは家の写真やパース(3Dグラフィック)をPCに取り込み、好みの着色をしてイメージを確認できるアプリです。
壁面の大きな面積や、戸外の時間帯別の光の反射率もシミュレーションできるため、色選びの失敗が少なくなります。
まとめ
外壁のおしゃれな事例で人気色や魅力的な色を紹介し、おしゃれな外壁にするコツも解説しました。
外壁色はたとえば同じベージュでもさまざまな細かい色の違いや、素材感の異なる壁材・塗料があり、迷ってしまうことがあります。
ご希望のイメージを伝える際には、気に入った例の写真や動画を参考資料で準備し、細かい色の違いについては、施工業者の窓口の方にも相談しながらの検討になるかと思います。
カラーシミュレーターなども活用しながら、理想の外壁を実現しましょう!
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この記事はハウジングステージ編集部が提供しています。