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住宅のマネーと制度

2024.07.26

注文住宅の坪単価の平均は?ハウスメーカーと工務店の相場の違いについても解説

住宅を新築する際のプラン決定には、坪単価を参考にします。建築会社ごとの坪単価の詳細比較の結果は、家作りのさまざまな要素が詰まった情報です。

本記事では、注文住宅の坪単価の意味や平均値、ハウスメーカーと工務店の相場の違いなどについて解説します。コストパフォーマンスの良い家作りの参考にしてください。

INDEX

坪単価とは?

坪単価は、建物の本体の価格を1坪=3.3平方メートルあたりで計算した価格で、ひと坪当たりいくらかという意味です。

坪単価=建物の本体価格 ÷ 延べ床面積(施工面積)

たとえば、建物の本体価格が2,000万円で延べ床面積が40坪の場合、坪単価は50万円です。

延べ床面積とは、住宅のすべてのフロアを合計した床面積です。したがって、建物の施工に限ったコストの指標を表すものです。さらに、玄関のポーチやバルコニーなどを含んだ施工面積で計算する会社もあります。施工面積に何を含むかは、会社ごとの基準が異なります。

また、計算の中にカースペースや門扉などの外構の施工も、パッケージで含んでいるケースもあるため、注意が必要です。

複数社で坪単価を比較する際には、各社でどこまでを含んだ価格なのかを確認する必要があります。

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坪単価とは?計算方法やメーカーごとの相場、4つの注意点を解説|住宅展示場のハウジングステージ

坪単価について知っておくメリット

施工する会社ごとで、提示されるおおよその坪単価が決まっているため、オーダーのしかたで多少の変化はするものの、大体いくら位で建物ができるかが分かります。

また、坪単価は立地によっても変化するため、建てたい場所の坪単価も、資金計画の参考にできるでしょう。

ただし、なぜこの会社は坪単価が高いのか、あるいは安いのかという根拠が大切です。希望する間取りや仕様から、坪単価がお得な会社を探す際に、安くても施主にとってのデメリットのあるプランでは意味がありません。

たとえば外観がおしゃれで高級感があっても、断熱や耐震などの住宅性能に関心がある施主の要望を満たせない場合、お金の使いみちが違うことになります。

タイプ別|注文住宅の平均坪単価について紹介

エリアで異なる注文住宅の平均坪単価を、建物のみと、土地と建物の場合でご紹介します。

建物のみの場合:注文住宅の平均坪単価

建物を建築するのみの場合の、全国の平均坪単価は93.9万円です。つまり30坪の家では2817万円です。以下は全国主要エリア別の平均の建設費・面積・坪単価の比較です。

注文住宅の平均坪単価(建物のみ)

エリア 平均建設費 平均住宅面積 平均坪単価
全国 3,532万円 124.4㎡ 37.6坪 93.9万円
首都圏 3,808万円 123.9㎡ 37.4坪 101.8万円
近畿圏 3,740万円 127.4㎡ 38.5坪 97.2万円
東海圏 3,604万円 126.5㎡ 38.2坪 94.3万円
その他地域 3,354万円 123.4㎡ 37.3坪 89.9万円

2020年度 フラット35利用者調査

首都圏以外のエリアでは、一見してそこまで大きな差がつかないという印象です。しかし首都圏と都市部以外のその他の地域で30坪の建築費を比べると、3054万円と2697万円で、357万円もの違いとなります。

これは物価の差と、建てる家の違い、建築の依頼先の違いなどによるものです。また、地方では少なく都市部で多いマンションは、戸建よりも建築費が高いため、マンションの数の多い首都圏の坪単価の建築費を高くしている要因と言えるでしょう。

上記のデータは、地価の要因を含みません。

土地+建物の場合:注文住宅の平均坪単価

注文住宅の建築と、土地の取得を同時に行った場合の、建物の全国平均坪単価は約88.1万円です。30坪の家の建築費で2643万円です。以下は全国主要エリア別の平均の総予算・うち建設費・面積・坪単価の比較を表します。

注文住宅の平均坪単価(建物と土地)

エリア 平均建設費
+土地取得費用
うち平均建築費 平均住宅面積 平均坪単価
全国 4,397万円 2,961万円 111.1㎡ 33.6坪 88.1万円
首都圏 5,162万円 2,851万円 105.8㎡ 32.0坪 89万円
近畿圏 4,540万円 2,884万円 111.2㎡ 33.6坪 85.8万円
東海圏 4,412万円 3,112万円 114.8㎡ 34.7坪 89.6万円
その他地域 3,949万円 3,016万円 113.1㎡ 34.2坪 88.1万円

2020年度 フラット35利用者調査

建物のみの取得に比べて、全エリアで建築費・坪単価ともに下がっていることが確認できます。土地代が加わると、総予算を抑えるために、建築費を減らす傾向となるのが分かります。

ただし建築費を減らす度合いは、地価の高さの影響が大きくなります。30坪の家で、建物単体の施工との差は首都圏で384万円、都市部以外のその他の地域で54万円です。平均建築費はその他地域が首都圏よりも165万円高くなり、価格差が逆転します。

このように、土地を含む住宅購入の場合、坪単価には地価の影響がはっきり出ます。

また、同じハウスメーカーでも延べ床面積によって、以下のように坪単価にやや違いが出ることも知っておきましょう。

2024年 タイセイ・ハウジ―調べ

「坪単価別」|注文住宅のシミュレーション

坪単価の価格帯を家に対する家族のニーズで分類すると、必要な予算を検討する材料となります。

ただ予算が潤沢だからぜいたくな家を建てるのでは、家族のニーズと向き合っているとは言えません。また、予算が多くなくても、注文住宅の良さを活かすプランの立案は可能です。

この項では坪単価別で、建てられる家の特徴と坪単価を活かした間取り事例、どんな家族におすすめかなどをご紹介します。

坪単価30万~40万円台の注文住宅

坪単価30万円台は、注文住宅としては最低限度の価格ラインとなります。30万円台なら建物本体の価格を1,000万円台前半にできるでしょう。

外観に凹凸の少ない長方形の構造は、コストを下げるほか、風水では理想の家の形です。内装や設備のグレードも低めにします。

この価格帯は、戸建住宅としてのメリットが享受できれば、デザインや設備などはシンプルで良いという方におすすめです。

下記の間取り例は壁面の形がシンプルな総2階で、水回りもほぼ1か所に集めることで合理的な施工ができ、価格を抑えています。1階の居室部分はワンフロアに近い形で、どこからでも目が届き、家族のつながりを深める設計です。

1階

間取り図の掲載協力『madree(マドリー)』

2階

間取り図の掲載協力『madree(マドリー)』

坪単価50万~60万円台の注文住宅

この価格帯では、こだわる部分に予算を使う選択肢ができます。キッチンなどの設備にこだわる、気密や断熱などの快適性やエコ性能を向上させる、外壁の素材にはお金をかけたいなどの希望を挙げてみましょう。

また、たとえば建物より場所にこだわりたい方、総予算は抑えめにしながら立地の良い場所に家を作るために、価格の安い変形地などに対応する設計施工に予算を割きたい方などにおすすめです。

以下の間取りでは、水回りは場所を集中させてコストを安くしながら、台形状の変形地に対応した建物の形にし、かつリビング部分に吹き抜けを設けて開放感のある暮らしも実現しています。

2階部分は細かく仕切り、プライバシーのある個室空間を取っています。

1階

間取り図の掲載協力『madree(マドリー)』

2階

間取り図の掲載協力『madree(マドリー)』

坪単価70万~80万円台の注文住宅

この価格帯では、設備や設計の自由度に関しては申し分のないオーダーが可能になります。また、構造も丈夫で寿命の長い仕様にできるため、建物の資産価値や耐用年数を高く設定できるでしょう。

太陽光発電や全館空調、高価な壁材、内装などにも予算を割くことも可能になります。

たとえば大きな窓、吹き抜け、リビング階段など、ハイグレードな構造ならではの、開放感・高級感のある家作りをイメージする方に向くでしょう。

以下の間取りでは、24帖のリビングで10帖分の吹き抜けと、リビング階段を設け、華やかな暮らしを連想させます。家庭菜園や、普段使用しない予備室など、余裕のある設計にも注目です。

1階

間取り図の掲載協力『madree(マドリー)』

2階

間取り図の掲載協力『madree(マドリー)』

坪単価90万~100万円台の注文住宅

この価格帯では、施主の細かい希望に合わせて、自由な間取りや外観デザインに重きを置いた住宅も多くなります。

以下の間取りでは、施主の希望をフルに活かした、合理的かつおしゃれな構造が魅力的です。各室をつなぐホールや廊下も、ゆとりのあるレイアウトを感じさせます。

配置図のように、この家は路地の奥の旗竿地に建っており、プライバシーを確保しやすい点を活かして屋外の景観を楽しんだり、広いデッキテラスをリビングの延長としたりなどの点も、見どころです。

1階

間取り図の掲載協力『madree(マドリー)』

2階

間取り図の掲載協力『madree(マドリー)』

配置図

間取り図の掲載協力『madree(マドリー)』

坪単価100万円以上の注文住宅

この価格帯は賃貸・店舗併用住宅や、完全分離型の2世帯住宅などで見られます。

完全分離型の2世帯住宅の場合、家2軒分の設備が必要となる場合も多く、坪単価は85万~150万円と高額になるでしょう。しかし事業と併用したり、2世帯利用したりする場合は、資金計画や税制上有利な点もあるので、検討をおすすめします。

上記の用途のほか、予算的に重量鉄骨の施工も可能となるので、住まいを末長く継承する資産としたい方にも向きます。

以下の間取り例は、2世帯用に1階と3階に2つの水回りと4つの寝室を持ち、にぎやかな家族の暮らしを連想させてくれます。

将来的に、1階でのバリアフリー・介護対応や、分離したフロア部分を賃貸物件として貸し出す想定もしておくと良いでしょう。

1階

間取り図の掲載協力『madree(マドリー)』

2階

間取り図の掲載協力『madree(マドリー)』

3階

間取り図の掲載協力『madree(マドリー)』

注文住宅の坪単価が変動する4つの要素

同じエリアで、同じ坪数で見積もりを依頼しても、坪単価が変わる4つの要素があります。どのような点で坪単価が変わるのかも把握しておきましょう。

1:依頼先の違い

注文住宅の代表的な依頼先として、工務店とハウスメーカの2つがあります。それぞれが特色を打ち出して集客のアピールとしていますが、一般的には工務店よりもハウスメーカーの方が、坪単価は高めとなることが多いです。

工務店とハウスメーカーには、厳密な定義の線引きがあるわけではありませんが、会社の規模や宣伝展開、地域密着度などが指標となっています。

ハウスメーカーは展開エリアが広く、事業規模が大きいことから大量仕入れが可能で、品質や価格が安定しています。

一方、工務店はたくさんの従業員を抱えず、広告宣伝費も多くは使わない地域密着型のビジネスに徹しており、経費を抑えることができます。したがって坪単価も安いことが多いです。

建売住宅なら、広域エリア展開・大量仕入れを坪単価の安さに反映させるパワービルダーもありますが、建築条件付きの土地売りでも仕様などはセミオーダーまでで、注文住宅の請負ではありません。

2:住宅構造の違い

住宅の構造躯体は主に木造住宅、鉄骨造、RC造(鉄筋コンクリート造)の3種類があります。構造の違いによって、建築の際の坪単価が変わります。下記は2023年の構造躯体別の坪単価平均です。

構造 坪単価
木造 67.4万円
鉄骨造 92.8万円
RC造 103.7万円

2023年 建築着工統計調査(国土交通省)

ただし、坪単価が高い構造が絶対的に良いわけではありません。

木造は温度や湿度の管理が日本の風土に合い、コストパフォーマンスも高いです。鉄骨造は強度が高いため開口部を大きく取れたり、土地を選ばずに自由な設計ができます。

また、RC造は強度や耐久性、耐火性能などに優れており、寿命が長く資産価値を維持しやすいと言えます。

3:設備のグレードの違い

設備や設計の自由度も、坪単価を左右します。ハイグレードの最新設備を備えた新しめの商品は、高価になる傾向があります。また、自由設計の住まいなど、施主の要望に細やかに応えるプランは、人件費や建材の仕様が、相応の金額上乗せとなるでしょう。

トイレはタンクレスや自動でふたの開閉・洗浄ができるタイプなど、キッチンはIHクッキングヒーターや、シンク下の引き出し式の収納などが、予算アップの原因です。断熱材の使用や、気密性能に優れた建材の使用も坪単価に影響します。

逆に、坪単価のコストパフォーマンスがセールスポイントとなっている例があります。カーテンや照明の取付も坪単価に含んでいたり、浴室乾燥などのオプション相当の設備が標準で坪単価の中に計上されていたりなどの例です。

4:建物のデザインの違い

デザインの違いも坪単価に影響します。複雑で凹凸の多い壁面や屋根の形は面積が増し、工程も複雑になるため、坪単価を上昇させます。

逆に、前述のように床面がシンプルな長方形で、1階と2階が同じ形の総2階のような形状は、標準的な建材を加工せずにそのまま使用できることが多く、坪単価を安く抑えることができます。

また、有名建築士に依頼するような凝った形の家は、さまざまな暮らしやすさの工夫の反映や、芸術性の高い領域のデザインの場合、設計料が高価となって、坪単価に影響することもあるでしょう。

坪数と坪単価の関係はどうでしょう?実は延床面積が小さいと、坪単価は高くなる傾向があります。たとえば、坪単価50万円で40坪2000万円のプランを30坪に直しても、500万円は安くならず、坪単価はかえって上昇するケースも。

地方の大きい建坪の家の坪単価が、比較的高くないのは、物価や人件費だけではないことになります。

注文住宅の坪単価はハウスメーカーと工務店で相場は違う?

同じハウスメーカーや工務店でも、ローコストから大手ハイグレードまで、価格帯の区分があります。各社の提供する商品の違いは何なのかを、掘り下げてみましょう。

ハウスメーカーの場合

坪単価ごとのハウスメーカーの区分を整理すると、下記になります。

分類 坪単価
ローコストハウスメーカー 40万~60万円
中堅~大手ハウスメーカー 60万~80万円
大手ハウスメーカー 80万~100万円以上
鉄骨造・フルオーダー対応ハウスメーカー 100万円以上

ローコストハウスメーカー

注文住宅が1,000万円台で建てられるのは、ローコストハウスメーカーの大きな魅力です。建材や施工のコストを下げるために、設計の自由度は低く、決まった種類の内外装や間取りプランから選択して施工します。

しかし、間取りや構造による暮らしの利便性は、数ある施工例がフィードバックされて練り上げられているため、平均的に優れていることが多いです。

外形が決まっているため外観を個性的にしにくく、変形地などの土地には予算的に対応できない点は、やむをえないところでしょう。

中堅-大手ハウスメーカー

この価格帯のハウスメーカーは、依頼先によって設計の自由度に違いが出ます。同じ予算なら大手の場合は、提供する商品のグレードやアフターサービスに重きを置くため、自由設計が難しく、セミオーダーや企画商品の選択が増えるでしょう。

一方中堅メーカーは完全自由設計の住宅が依頼しやすいので、「家族の要望を納得いくまで反映したい」という方は中堅ハウスメーカーをおすすめします。

自由設計の場合の成功ポイントは、すべてに妥協しないのではなく、耐震性・快適性・開放感・外観のデザインなど、ポイントを絞ってこだわることです。

大手ハウスメーカー

大手ハウスメーカーで享受できる利点は、品質の高さに重きを置くことです。デザイン性や快適性債だけでなく、ロングライフをうたう商品は、80年や100年という長寿に照準を合わせて設計されています。

坪単価が80万円を超えると、鉄骨造の自由設計・施工も視野に入るため、更に長持ちが期待できるでしょう。

耐用年数の長い家は、資産価値も念頭に入れて家作りをする方にはおすすめです。しかし、家屋を代々継承するという考え方は少なくなっている点と、土地や設計、メンテナンスが良ければ木造もとても長持ちする点は、意識しましょう。

工務店の場合

工務店の場合は、大手でなければ木造の施工が中心で、坪単価50~60万円の価格帯が中心です。地域密着でアフターフォローも安心ですが、会社の違いによって手がける価格帯の差は、あまりありません。

依頼する会社によってグレードの違いが出るとすれば、純和風の家屋の伝統的な数寄屋建築や、凝った木組みを用いた内装などの施工を依頼できる会社のケースです。

一条工務店は名前こそ工務店ですが、全国展開する大手ハウスメーカーなので、混同に注意しましょう。

坪単価を抑えるポイント

希望の家づくりを実現しながら、坪単価はなるべく抑えたいものです。ここまでご紹介した施工時の点以外に、住み始めてからのことも含めて、坪単価を不用意に上昇させないポイントをご紹介します。

内装よりも外装

坪単価の上昇を防ぐには、表面積の大きい外壁や屋根のほか、坪単価に含まれないことも多い外構(門や塀など)の価格を意識しましょう。

壁はシンプルな形がいい点は前述しましたが、使用する建材でも、費用はかなり変わります。

たとえば壁材は、種類によって施工単価に以下のような差があります。

外壁材の種類 外壁材の種類
窯業系サイディング 3,000~5,000
金属系サイディング 5,000~
樹脂系サイディング 4,000~9,000
木質系サイディング 5,000~8,000
モルタル 5,000~
ALC 7,000~
タイル 9,000~

外構の施工費用は見積もり時まで見逃しがちなので、坪単価に含まれていなくても、予算感は把握しておきましょう。

後から変えられる箇所

壁や床は、お部屋単位であとからリフォームによる変更がしやすいです。したがって子どもが小さい新築当初は、安価で汚れ落としがしやすいクッションフロアやビニールクロスにしておき、5~10年後にグレードアップすることも可能でしょう。

キッチンや洗面所、浴室回りなども15〜20年と、意外に交換サイクルが早いので、次回のメンテナンス以降に良いものにするのもおすすめです。

屋根の構造

屋根も片流れや切妻などシンプルな形のほうが、コストを抑えられます。初期費用を抑えるには、屋根の表面積が小さく、雨樋などの建材の取り回しも簡単な「片流れ」がおすすめです。

これからのメンテナンスも考慮に入れる場合は、雨漏りやリフォームの予算を抑えられる切り妻屋根が良いでしょう。

メンテナンス・ランニングコストも考慮

補修費用が安い、エコ性能が高いなど、建材の選択によって家のメンテナンスやランニングコストを抑えることができます。

壁材や壁面に使用する建材や塗料によって、耐用年数が異なります。また、施工当初の坪単価が高くなっても、断熱性や気密性が高く、室内の温度が逃げにくい住宅であれば、光熱費を安く抑えることができるでしょう。

建築会社のアフターフォローについても、入居後にアフターメンテナンスや、そのための費用がどのようになっているか、確認しておきましょう。

坪単価だけを見て建築会社を決めるのは危険!

坪単価には明確な定義がないため、それのみを頼りに建築会社を決める基準にはできません。坪単価を参考にしながら、以下の点を確認して、依頼する建築会社を絞り込みましょう。

  • ● 各社の坪単価の中には、どこまでの費用が計算に入っているか
  • ● 提示されている坪単価と、建物のグレード感や設備が釣り合っているか
  • ● 坪単価に含まれる以外に、何の費用がいくら位かかるか
  • ● 選んだ会社や仕様で、メンテナンスやランニングコストは高くならないか

まとめ

注文住宅の坪単価の意味や平均値、ハウスメーカーと工務店の相場の違いなどについて解説しました。

理想に近い家作りのためには、決めた予算の中から「何を重視し、何を省くか」の取捨選択が、大切なポイントになります。つまり依頼する建築会社を決めるためには、各社の提供する商品の特徴や気に入る点、変えたい点などが体感できる必要があるでしょう。

建設会社ごとの違いを知るには、実物の見学がもっとも簡単かつ有効です。住宅展示場で、実際にご覧になるのをおすすめします!

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この記事はハウジングステージ編集部が提供しています。

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