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家づくりの雑学

2025.04.02

モダンな家とは?デザインの特徴、メリットを紹介

「モダンな家」は、家づくりをする人にとって憧れの対象であることが多いです。家の内装や外観をデザインする際に、モダンという要素は大きなウエイトを持っています。しかし、実際にモダンな家にしたいと考えたとき、「何をどうしたらモダン?」となりがちなのも事実。

本記事では、モダンな家とはどのようなものか、デザインの特徴やメリットをご紹介します。具体的な実例を通じて、モダンスタイルの実践方法を検討する参考にしてください。

INDEX

モダンな家とは?デザインの特徴を解説

モダンとは、「現代風」「現代的」という意味を持ちます。伝統的な装飾が施されたデザインに対して、直線基調でシンプル、色もモノトーン主体で色数が少ないという方向性のデザインです。

装飾性を排したモダンデザインの家は海外でも人気で、1960年代から日本の建築雑誌 でも紹介され、実際に建てられていました。現代でもモダンデザインの家は人気で、シンプルモダン・和モダン・ナチュラルモダンなど、ハウスメーカーのラインナップにもそのスタイルは定着しています。

以下は、お家づくりで重視したことに関するアンケートです。約3分の1と、デザインに対してもっともウエイトが高くなっています。

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次項で、モダンな家の典型的な特徴をご説明します。

無駄のないデザイン

モダンな住宅の大きな特徴として、無駄なラインを出さない、直線的なデザインが挙げられます。建物の形状や窓枠、扉、内装の意匠に至るまで、視覚的にすっきりしているため、ストレスなく日常を過ごせるイメージはモダンならではでしょう。

たとえば広めのリビングダイニングは、ものを片付けていたとしても、複雑なデザインのなかで毎日過ごしていると狭く感じたり、落ち着かない気持ちになったりするものです。

直線的なラインで構成されるモダンデザインですが、写真のように外壁材にワンポイントをあしらったり、手すりの意匠を少し個性的にしたりするなどで、モダンなスタイルは一気に引き立ちます。

階段もオブジェのようなアクセントに

モダンスタイルの家では、不要な装飾を排した階段もデザインの一部として機能します。必要最小限の部材だけで構成したリビング階段が、オブジェのようなデザイン上のアクセントとなり、効果を発揮するでしょう。

できるだけ段板と手すりだけの見せ方をしたいという意図が感じられます。階段が宙に浮いているような近未来感もありますが、シンプルな意匠なので、視覚的なストレスにはなりません。

階段以外に照明なども、このような発想でデザインされたものがあしらわれることが多いです。

シンプルで洗練された空間

写真のように「がらん」とした、一見不愛想にも見える内装デザインは、やはり直線基調で構成されます。床はテラコッタタイルやモルタル打ちっぱなしの土間、和室ならフチなしの琉球畳をあしらい、フローリングもさっぱりしたデザインの施工が定番です。

調度も極力減らし、テレビは壁掛けに。作り付けの収納が効果的です。視線をさえぎるアイテムはカーテンよりもブラインド、ルーバーなどのシャープな印象のものがマッチするでしょう。

シンプルな空間を活かすためには、設備や家具のデザインが関わる部分も大きいので、必要最小限でシンプルなデザインのものを選んで配置するのがおすすめです。

モノトーンで落ち着いたカラー

色使いはモノトーンか落ち着いた生成りの色を使い、原色はごく限定的な使い方となります。建具などの木地の色も、可能であれば統一感を持たせましょう。

すっきりとシャープなイメージのなかに、どこか温かみが感じられれば成功です。抑えた色使いの空間に観葉植物などを置くと、緑が違和感なく映えて、活き活きとしたリビングになるでしょう。

モダンなデザインの種類

この項では、現在国内で支持されているモダンスタイルの種類についてご説明します。

以下はインテリアテイストへの支持について、ランキング投票を募った結果です。モダンスタイルの派生形が、ランキングの多数派を占めているようです。

北欧はモダンスタイルのメッカでもありますが、インテリアでは厳密には北欧ナチュラルと北欧モダンの2つの流れがあります。

また、外観デザインで北欧スタイルという場合、一般的にはモダンではない北欧の伝統的な外観スタイルのツーバイフォー住宅を指すので、区別には要注意です。

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シンプルモダン

近年おもに、ローコスト住宅で人気を集めるスタイルです。写真のようにモノトーンでシンプルな壁面色、陸屋根か片流れを主流とするストレートな屋根の形、内装も無駄な装飾を省いて、素材の風合いを活かします。

ガラスや金属など無機質な素材を多用し、黒・濃紺・白などの外壁、小さめの窓などが特徴です。

和モダン

日本の伝統的なデザインと、現代のシャープで虚飾を排したデザインの融合が和モダンです。

写真のように、一般的な切妻の瓦屋根に、濃いグレーの塗色で木質の縦ルーバーをあしらった壁面を組み合わせるだけで、和モダンが成立しています。

日本古来の建具や工法は、モダンなデザインにマッチするものが非常に多いため、和モダンのデザインはとてもバリエーションが多いです。

たとえばシンプルでモノトーンのリビングに障子の窓を組み合わせる、クリーム色の塗り壁にモルタルの土間、畳の部屋にアースカラーのラグやソファーをあしらうなどでしょう。

また、外観の特徴として、外構の塀や植栽も和モダンのデザイン構成に巧みに利用します。

ナチュラルモダン

モダンデザインに、木材や石材、土壁などの自然素材をあしらうのがナチュラルモダンです。無機質ななかに温かみを出す手法は、和モダンと共通する部分が多いといえます。

床や天井、カウンターなどに木材を使用し、外観にもうまく自然素材を取り入れましょう。

北欧モダン

北欧モダンも自然素材を取り入れますが、木材は無垢で天然の風合いが感じられるものを使用します。家具や調度はイームズや、アメリカのミッドセンチュリーのアンティークがマッチするような家づくりをイメージすると、分かりやすいかもしれません。

前述のように「北欧スタイル」というと、モダンとは別の外観スタイルになるため、注意しましょう。

以下は、モダンスタイルの各種について、支持理由の声をまとめたものです。

シンプルモダン ・スタイリッシュで、生活感がないところが好き。
・シンプルなインテリアにしたかったから。白や黒一色が理想。
・小さな家ということもあるが、あまり値段が高くなかった。
・モノトーンの統一感がお気に入りだったため。
和モダン ・シンプルで温かいから好き。
・畳の安心感と、シャープな雰囲気を両立したかった。
・布団や床のごろ寝が好きで、違和感がないのが和モダンだった。
・毎日生活するうえで、和の雰囲気が落ち着く。
・両親を喜ばせたかった。
ナチュラルモダン ・アースカラーで統一するうえで、一番しっくりきた。
・木の床や家具の手触りが好き。
・お花や植木を飾り、自然を感じたかったから。
北欧モダン ・もともと北欧雑貨やマリメッコが好きだったので。
・雪国の東北には北欧のテイストが合う。
・人のぬくもりの雰囲気を感じられるから。
・ちょっとした色使いに遊び心が感じられる。
・北欧の輸入家具を置きたかったから。

このほかにも、モダンに関係するインテリアスタイルの種類があるので、簡単にご紹介しておきます。

ミニマリストモダン ものを置かない・持たないミニマリストのライフスタイルにマッチするインテリア。モダンデザインよりもさらにシンプルに、さっぱりした内観を目指す。
デンマーク 北欧インテリアのなかでもデザイナーズ家具がとくに有名。シンプル、美しさ、機能性を特徴とする。20世紀中頃に発展。エッグ・チェアやPHランプなどが人気。
フレンチモダン フランス流の優雅な意匠を持つクラシカルテイストと、現代的なデザインを合わせたインテリア。華美だが重厚感があるため、モダンな要素とマッチする。装飾要素は控えめにするのがコツ。
コースタル コースタルとは「海岸」の意味。アメリカ西海岸で流行のインテリアテイスト。落ち着いた色使いで、ナチュラルモダンに近いが、淡い原色の色使いをする。
ブルックリン ニューヨーク・ブルックリンのカフェやショップが発祥。工場や倉庫を彷彿させる、タイルやレンガ、コンクリートなどの素材に、デザイン性の高い家具をコーディネート。タイルの内壁面が典型。

モダンな家づくりのためのポイント!

この項では、ここまでの説明のおさらいを兼ねて、モダンな家づくりのための効果的なポイントを解説します。

内観

無機質でシャープな印象の素材だけでは、ただ寒々とした印象になることもあるでしょう。うまく温かみのある部分を取り入れて、バランスの良い折衷を目指すことで、おしゃれで落ち着けるインテリアとなります。

下の写真のように、そこまでコストをかけなくとも、シャープな空間づくりは可能です。あとは家具や調度で調整を図りましょう。

下の写真のように、お部屋の内装・建具・家具が折衷しながらバランスをとることで、モダンかつ安らぎを感じられる空間を構成しています。

色使いは多くしない、派手にしないという点は心がけましょう。

外観

写真ではどこかさっぱりした、模型のような印象を受ける家ですが、色のあしらい方で、奥行きや高級感を出すことに成功しています。

石質タイルや木材など、ワンポイントに異なる素材を組み合わせて、シンプルかつ映える家づくりが可能です。

このようにシンプルな外形で、無機質な色使いの家だからこそ、扉の色などの素材や植栽の工夫で、良いバランスのシンプルモダンスタイルにしていくことが可能です。

シンプルで無機質な外形に、植栽や外構でナチュラルさや温かみを加えた例です。

また、モダンスタイルの家のデザイン性を高める方法として、生活感をなくす工夫をするという方法があります。

たとえば、次のような方法を実践してみましょう。

  • ● 洗濯物の干し場を、あまり見えない場所に作る
  • ● エアコンの室外機や給湯器などの機械を木箱や塀などで隠す(加熱に注意)
  • ● 外水栓や物置、カースペースをおしゃれにアレンジする

まとめ

モダンな家とはどのようなものか、デザインの特徴やメリットをご紹介しました。モダンデザインの活かし方は工夫次第なので、効果的なテイストの打ち出しは、値段的にもそこまでハードルの高いことではありません。

まずどのようなテイストが好きなのか、施工例や住宅展示場の見学で、「好みの絞り込み」を行いましょう。

また、選んだデザインテイストが、家族のニーズに合っていなければ本末転倒なので、その点も意識しながら検討されることをおすすめします。

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この記事はハウジングステージ編集部が提供しています。

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